ESG

トップメッセージ トップメッセージ

東海澱粉グループ企業理念にあります「自然の恵み」に関わる私たちが、地球の自然環境保全を推進していくことは使命であると同時に、社会への存在意義があると考えております。
また経営理念にて、顧客・取引先・社員・株主・社会・環境との共存共栄を実現とうたっているように、ステークホルダーの皆さまのご期待に応えるべくESG・SDGs経営を推し進めております。
その重要課題として、「環境保全への取り組み」「安全安心な商品をお届けするために」「人材育成と働きやすい職場づくり」「社会貢献」「ガバナンス」の5つを掲げ、課題ごとに中期目標と2030年のゴールを設定し活動を行っております。
これらの活動を社員一人一人が推進、継続することで、豊かな社会の実現に貢献し、社会から求められる企業として成長できるよう、組織として全力で取り組んでまいります。
今後とも皆様の一層のご支援とご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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コーポレート・ガバナンス

  • SVGS

東海澱粉グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指し、コーポレート・ガバナンスの社内体制を整えるとともに、法令違反をしない・させない仕組みづくり、活動を行っています。

  • コーポレート・ガバナンス体制の整備
  • リスクマネジメント体制の構築
  • 情報セキュリティ、個人情報保護

コーポレート・ガバナンス体制の整備

取締役会
取締役会は、業務執行取締役ならびに監査役で構成し、議長は代表取締役会長が務めています。取締役会は原則として2ヶ月に1回、また必要に応じて臨時で開催し、経営方針、法令対応事項、経営に関する重要な事項を決定しています。
企業倫理諮問委員会
弁護士などの社外有識者を含む「企業倫理諮問委員会」において、諮問委員が企業倫理意識強化のためのプログラムの立案、再発防止策の実施状況を諮問し、委員の専門分野(倫理、法令遵守、食品安全、会計)からのアドバイスと評価を毎年いただいています。
コンプライアンス委員会
社外有識者(顧問弁護士)、取締役、社内委員で構成される「東海澱粉コンプライアンス委員会」を年4回開催し、コンプライアンス活動の実施状況を確認、改善を図っています。
品質保証部
社長直轄の品質保証部は、主に品質規格書の精査・承認及び社内教育を主務とする品質保証グループと食品製造現場での衛生管理方法の確認、改善活動を主務とする品質管理グループで構成されています。取扱商品の安全性の確認を通してお客様に安全安心を提供する体制を整えているほか、全営業部署(本社営業部・国内外営業所・関連会社)に品質管理責任者を選任し、品質管理の充実を図っております。
組織図

リスクマネジメント体制の構築

定期監査と特別監査の実施
  • 定期監査
社内業務監査を全部署、年1回実施しています。業務監査と同時に、品質保証部からの伝達事項の徹底や適正表示伝達などの確認・評価を実施しています。
  • 特別監査
社内監査密度と頻度向上のため、専任特別監査部署を設けています。倫理諮問委員に指示を仰ぎ、業務監査にコンプライアンス監査を加え、持続的なリスクマネジメント体制の強化を行っています。
内部統制の構築
健全な事業活動を推進するため社内に内部統制委員会を設置。2ヶ月に一度(年6回)委員会を開催し法令遵守、業務の有効性や効率化を構築是正する仕組みを備えています。
内部通報制度などの構築
  • 社員の声が匿名で社長に届く「目安箱」を設置。社員の意見が抵抗無く経営者に伝わる制度として活用されています。また、社外通報・相談窓口(顧問弁護士)を設置しています。
  • 全国の営業拠点に対しブロック制を敷き、それぞれにブロック長を配置しています。ブロック長は毎月2回開催される「ブロック長会」にて各所の課題や提案事項などの報告を行います。ブロック長会の討議内容や決定事項は全社員にフィードバックされています。

情報セキュリティ、個人情報保護

  • 東海澱粉グループでは情報セキュリティ基本方針を策定しています。
    情報を適切に管理、保護しコンピューターネットワーク上の脅威に対する防御対策を講じています。
  • 社員の情報管理、セキュリティ意識向上のため、研修の実施や「情報セキュリティハンドブック」の配布を行っています。
  • 「個人情報保護基本方針」を定め、個人情報保護法に基づいた個人データの適正な取り扱いを行っています。

安全安心な商品をお届けするために

  • SVGS
  • SVGS
  • SVGS
  • SVGS

食品を取り扱う企業として、安全性は最も優先すべき事項です。お客様へ安全・安心な商品をお届けするため、さまざまな取り組みを行っています。

  • 全社員の品質管理能力の向上
  • 品質保証・品質管理

全社員の品質管理能力の向上

お客様へ安全・安心な商品をお届けするため、「品質管理力の全社底上げ」を目指しています。活動の一環として食品安全に関する資格習得の推進や品質管理研修会を実施しています。また社員の品質管理力の向上を目指し、中級食品表示診断士・惣菜管理士の養成研修制度や学習環境を整備しています。

品質保証・品質管理

海外の仕入先様を中心に専任スタッフによる工場監査を行っています。
製造現場の作業工程や管理書類等を確認し、必要に応じてサポートを実施。現地訪問ができない状況ではリモートにて監査を実施しています。
仕入先様との協働による品質管理レベル向上を目指した活動を推進しています。

環境保全への取り組み

  • SVGS
  • SVGS

原材料の調達からお客様に商品をお届けするまでのサプライチェーン全体において、環境に配慮した取り組みを推進しています。

  • 持続可能な商品調達
  • 廃棄物の削減
  • 資源の有効活用

持続可能な商品調達

  • 水産資源の持続性と環境に配慮した水産物の取扱いを推進するために、MEL/CoC認証を取得しています。グループ会社も含め全社での認証取得を進めています。
  • 「海のエコラベル」水産物MSC/ASC認証品を取り扱うCoC(Chain of Custody:加工流通過程の管理)認証を取得し持続可能な水産品の取り扱いを行っています。
  • 複数の従業員がJGAPの指導員の資格を取得しています。JGAPとは、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証で、農薬・肥料の管理など、食の安全や環境保全に関する多くの基準が定められています。

廃棄物の削減

  • 在庫の適切な管理と、賞味期限情報の管理徹底を通じ、食品廃棄物(食品ロス)の低減に取り組んでいます。また、これまで廃棄していた食品残渣などを飼肥料に加工し、有効活用にも取り組んでいます。「自然の恵み」を大切に、できる限り廃棄となる商品が出ないよう努めています。
  • 日々の業務で使用しているコピー用紙の使用削減推進のため、業務の電子化に向けたソリューション開発・導入を進めています。

資源の有効活用

  • 遊休地活用と環境にやさしいエネルギー供給の取り組みとして、「東海澱粉八街太陽光発電所」を設置し、2015年より発電を行っています。
  • グループ会社の東海シープロ株式会社では、岡山県日生海域の牡蠣漁場で、アマ藻場『里海』づくりプロジェクトに参加し、持続可能な漁場づくりおよび水産資源保全に取り組んでいます。
  • グループ会社のサイアムハーベスト(タイ)では、太陽光発電を自社工場に設置・利用。また、食品残渣から製造した堆肥を自社農園の野菜栽培に利用し、廃棄残渣ゼロを目指しています。

人材育成と働きやすい職場づくり

  • SVGS
  • SVGS
  • SVGS

東海澱粉グループでは、社員一人ひとりの能力発揮が、お客様にさらにご満足いただける商品・サービス提供の基盤であると考え、人材育成や働き方改革をはじめとする様々な取り組みを進めています。

  • 資格取得支援制度利用促進
  • 学びの場の提供
  • 心と体の健康
  • 働き方改革推進

資格取得支援制度利用促進

  • 業務に必要または役立つ資格について、資格取得に係る費用の全額または一部を会社が負担しております。2022年度には、およそ130名の社員がこの制度を利用しました。
    対象となる資格の公開や、社内発信を通じて周知活動を行っております。

学びの場の提供

  • eラーニングを導入し、コンプライアンスや仕事に役立つ動画を研修プログラムとして設定すると共に、社内研修動画をオンデマンド配信するなど、いつでもとこでも受講できる環境を整えています。
    また、社員一人ひとりが興味のあるコンテンツを自由に視聴できるため、自己研鑽に利用される方もいらっしゃいます。

心と体の健康

  • 定期健康診断の受診率を100%とするため、定期的な社内発信を行っております。また、ストレスチェックをはじめ、エンゲージメント調査やコミュニケーションアンケートなどを実施し、環境の改善に繋げております。

働き方改革推進

  • 休暇制度や仕事と子育ての両立支援、「カエルの日」設定など、働きやすい環境づくりを行っています。また、業務改革などを通して残業時間の削減にも取り組んでいます。

社会貢献

  • SVGS

奨学金給付制度の実施や地域貢献活動への参加を通して、社会や環境との共存共栄、地域発展に貢献してまいります。

  • 奨学金給付制度
  • 地域貢献活動

奨学金給付制度

公益財団法人 自然の恵み財団
当財団は、東海澱粉株式会社創業70周年を機に設立されました。食品、農水産物及び栄養学の分野を専攻する学生に対する奨学金給付を通して、人材育成、交流活動をおこなっています。食品産業の発展に寄与し、豊かな食生活や健康増進に貢献することを目指します。
公益信託東海澱粉国際交流奨学基金
本基金は、東海澱粉株式会社創業50周年を機に設立されました。当社と取引の多いアジア諸国の学生を対象に、静岡県内の大学への留学支援のお手伝いをしています。日本と諸外国との相互理解や国際交流を深め、次世代を担う人材育成に寄与することを目指します。

地域貢献活動

  • 地域で愛される清水エスパルスと共に、「食とスポーツの力で持続可能な社会・環境・経済を未来につなげたい」と考え、クラブパートナー契約を締結。地域貢献・SDGs推進活動に取り組んでいます。

CSRガイドライン CSRガイドライン

はじめに
『東海澱粉グループは、自然の恵みに感謝して「食」がもたらすあらゆる価値を追求し、豊かな社会の実現に貢献します。』という企業理念のもとに、東海澱粉グループはお客様(消費者・得意先・仕入先)に信頼頂ける企業を目指し、全力を尽くしてまいりました。
近年は持続可能な社会に向けて、企業のCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)に対する関心が高まり、企業としてCSR推進活動が注目されてきております。弊社といたしましても企業としての社会的責任を果たすべく、この度「サプライチェーンに対する取組」と「東海澱粉グループCSRガイドライン」を策定し、今後CSR調達を推進、実践していく事としました。
お客様(消費者・得意先・仕入先)にはCSR調達の主旨をご理解頂き、今後の推進、実践にご協力賜りますよう、お願い申し上げます。
企業理念
東海澱粉グループは、自然の恵みに感謝して「食」がもたらすあらゆる価値を追求し、豊かな社会の実現に貢献します。
経営理念
  • 健全な事業活動を通じて公正な利潤を追求し、顧客、取引先、社員、株主、社会、環境との共存共栄を実現します。
  • 自主・自律を重んじ、社員が高い志と働き甲斐を持てる環境を作ります。
  • 変化を読み取り、柔軟かつ自由な発想で、先見的、革新的なアイデアを創造する企業風土を作ります。
東海澱粉グループ6つの行動指針
  1. 私たちは、お客様(消費者・得意先・仕入先)の立場に立って考え、安全・安心な食材を提供します。
  2. 私たちは、法令および社会規範を遵守し、誠実・公正に業務を遂行します。
  3. 私たちは、適切・公正に情報開示を行い、透明性の高い業務を遂行します。
  4. 私たちは、互いの人格と主体性を尊重し、風通しのよい職場づくりに努めます。
  5. 私たちは、企業市民としての責任を自覚し行動します。
  6. 私たちは、新しい価値を追求し、最善を尽くして仕事に取り組みます。
サプライチェーンに対する取組
東海澱粉グループの事業活動は、世界各国のお客様(消費者・得意先・仕入先)との関わりによって成り立っております。東海澱粉グループが社会的責任を果たす為には、「東海澱粉グループCSRガイドライン」をグループ内に周知徹底するとともにお客様(消費者・得意先・仕入先)にも主旨をご理解頂き、ともに推進、実践して頂く事が必要ですので、ご協力をお願い申し上げます。

法令順守と国際行動規範の尊重

法令を遵守し、国際行動規範を尊重し、公正な企業活動を推進します。

法令順守
取引に関わる法令を遵守し、公正・公平な調達活動を推進します。
国際行動規範
国際行動規範を尊重し、適切・公正に情報開示を行います。
情報セキュリティの管理
事業活動により入手した情報や個人情報を適切に管理します。
不正取引の排除
円滑な取引関係の構築をし、優越的地位の濫用などの不正な取引は排除します。

人権の尊重

私たちは、お互いの人格と主体性を尊重し、一人ひとりが働き甲斐を感じ活き活きと働くことのできる職場環境を整備します。これを私たちの人権方針とします。

差別の禁止
従業員一人ひとりの人間性と主体性を尊重し、人種、信条、宗教、性別、性的指向・性自認、国籍、年齢、出身、心身の障害、病気、社会的身分等を理由とする差別を行いません。
ハラスメントの禁止
他者の尊厳を傷つけ、精神的に追い詰めるようなハラスメント行為をいたしません。
風通しの良い職場風土の醸成
自由闊達な社内間コミュニケーションを行い、風通しの良い職場風土を醸成します。
ワークライフバランスの促進
労働時間の適切な管理や有給休暇取得の推進を通じ、仕事と個人生活の両立に配慮します。
強制労働の排除
強制的な労働行為や、自由な離職の権利を侵害する行為を行いません。
児童労働の排除
各国・業種で定められた最低就業年齢に満たない児童対象者を雇用せず、また児童の発達を損なうような就労を行わせません。

安全安心な商品の提供

商品の安全性を最優先にお客様に安心してご使用いただけるよう、品質管理体制を構築します。

商品の安全確認
取扱商品の正しい情報の取得に努め、商品の安全確認をし、関連工場への技術・衛生管理等の指導と支援を行います。
品質管理能力の向上
全社員の品質管理能力の向上に向け、研修会・資格習得制度の利用促進を継続的に行います。

環境保全への取組

環境負荷の低減に向けた取り組みや仕組みを構築し、適切な管理を行い、廃棄物の低減や資源の有効活用を行う事で、持続可能な社会づくりに貢献します。

環境保全への取組
食品ロスなどに注目し、新しい価値を生み出すビジネスの創造を目指します。
生物多様性保全の取組
  • 自然の恵みに感謝し、環境に配慮した原料・製品の調達に努めます。
  • 地域社会、地域企業と一体となり、自然と人が共存する為の活動に積極的に参加します。
廃棄物の削減
食品、商品の適切な管理を行い、廃棄量の低減に取り組みます。
気候変動対応
再生可能エネルギーの活用や設備の見直しを行い、環境負荷の低減に努めます。

社会との共存共栄

地域社会、国際社会との関わりを通じて、社会の発展や次世代の育成に努めます。

持続可能な社会づくり
国際社会との関わりを通じて、持続可能な社会づくりに貢献します。
次世代の育成
公益財団を通じて、食品、農水産物及び栄養学の分野を専攻する人材の育成を行うことにより、食品産業の発展に貢献します。
地域社会との共生
地域社会との良好な関係、共生を図る事で、地域経済、文化の発展に貢献します。

私たちの活動MAP 私たちの活動MAP

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