INTERVIEW

先輩社員インタビュー

もう、「この仕事に向いていない」とは言わせない。

入社8年目 境港営業所

※役職・社歴は、取材当時のものです。

勝村 公希KOKI KATSUMURA

第一志望の会社に入社できたのに、全く結果が出せなかった新人時代。
食品って、どんなプロセスで作られているんだろう。どんな人達が何を考えながら開発をしているんだろう。彼らの食品づくりに一緒になって関われるような仕事ができたら、きっと面白いだろうなぁ…と、元々食への興味が強かった僕は、就活中TDCがずっと第一志望でした。

ところが…念願叶って入社できたのに、最初に配属された宇都宮営業所では失敗ばかり。どれほど僕がダメな社員だったかというと、所長に「勝村はこの仕事に向いていないかもね」と言われてしまうほどでした。
当時、所長からは「常にお客様の立場に立って考えて、お客様の役に立つことをしろ」と何度も叱られて。でも、新人の僕にはまだその言葉の本当の意味がわからなかった。
「営業なんだから、物を売ることだけを考えればいい」と、必死に飛び込み営業をしていたけれど、結果は全然出ませんでした。
勝村 公希
「今のままじゃダメだ」
心機一転、異動先で大きな変化が。
所長に良いところを全く見せられないまま、入社3年目に知多営業所への異動が決定。不甲斐なさはもちろんありましたよ。でも、向いていないから会社を辞めようとは不思議と思わなかったんです。それ以上に、「心機一転頑張ろう」と燃えていました。
というのも、知多営業所は営業が僕を含めてたった2人だけの小さな拠点。1人の背負う数字が大きい分、「若手だからという甘えは捨てて自分が結果を出さなければ!」という責任感が増したんです。


さらに、異動後の大きな変化が「お客様との距離の近さ」。地元企業の社長さんや責任者の方々と対面で商談をする時間が増えたことで、だんだんお客様が何を考えているのか、何が課題で今後何をしたいと思っているのか、じゃあ自分にできることって何だろう…と、まさしく新人時代に所長から言われていた「お客様の立場に立って考える」が実践できるようになってきたんです。その結果、徐々に新規契約の数が増えていきました。
勝村 公希
「お客様の立場に立って仕事をしろ」
やっと気づいた、所長の言葉の意味。
少しずつ結果が出せるようになったある日、異動してから最大の転機が訪れました。
「飼育している生き物用の餌を見直したい」というご相談をいただいたのは、水族館のお客様。これまで、このお客様とTDCとはお取引がありませんでした。
詳しく話を伺ったところ、お客様は納品までのスピード感や価格、品質面に関して課題を感じていることが会話の中から伝わってきました。
そこで、お客様の要望をすべて叶えるために、仕入れ先と何度も交渉をして「これならご満足いただけそうだ!」という商品をご提案した結果、新規契約が決定!その後はお取引する餌の種類や量がどんどん増えていき、知多営業所の中でも指折りの大口顧客になっていただくことができたんです。

この出来事がきっかけで、ようやく仕事の楽しさや、宇都宮営業所時代の所長の言葉の意味がわかるようになりました。僕を育ててくださった鈴木さんには、今でも頭が上がりません。
鈴木さん、本当にありがとうございます。
勝村 公希
扱う商材も取引先も多種多様。
だからこそ、この仕事は面白い。
実は、先ほどのエピソードには続きがあって。水族館のお客様との契約獲得が決定打になり、TDC内の下半期新規契約ランキングで全国2位になることができたんです。
ランキング上位者の特典は、なんと行きたい国や体験したいことを何でも選ばせてもらえる海外研修!ちなみに、僕は世界最大級の食の展示会に参加するためにドイツに行きました。世界における食のトレンドや、欧米諸国の先進的な取り組みなど、たくさんの刺激を得ることができました。

失敗も含めた数々の経験を経て、現在は境港営業所で主に練り物製品用のすり身の販売やペットフード用の原料、介護食用の野菜などの販売を担当しています。今まで関わってきた商材とはまた異なるカテゴリーを取り扱っているため、まだまだ覚えることだらけ。大変ですが、逆に言えばそれだけ幅広い選択肢の中から提案ができるということ。飽き性な自分にとっては、常に新しい挑戦ができる環境に大きなやりがいを感じています。

今後の目標は、新規案件をどんどん獲得し続けるだけでなく、お取引が始まったお客様とできるだけ長くお付き合いを続けられるような関係性を築くこと。たとえ今後僕が異動をしても、後任の担当者がお客様といい関係でいられるように、後輩達には人間関係の大切さや「お客様に喜んでいただくために頑張る」という姿勢を伝えていきたいですね。
勝村 公希
地方配属だからこそ
得られる経験は、たくさんある。
みなさんは「転勤」についてどんな思いがありますか?もしかすると、「ゆかりのない土地で働くのは不安…」「どうしても地元で働きたい!」「都会じゃないと面白い仕事ができなさそう」といった思いを抱いている方も少なくないのではないかと思います。そんな方々に伝えたいのは、「転勤は自己成長に繋がるいい経験」だということ。僕はこれまでに2度転勤を経験したのですが、地方であればあるほど人生経験豊富な経営者の方と接する機会が多く、本音も聞き出しやすいので、働きながらたくさんのことを学ばせてもらえました。
もちろん都市部配属ならではの魅力もあるとは思いますが、ビジネスを学ぶ上で地方配属は決してネガティブなことではないというのは、当社への入社を検討しているみなさんには前もって伝えておきたいですね。
勝村 公希
勝村 公希
休日の過ごし方
妻や友人とキャンプをすること
趣味
キャンプやゴルフ、ダンスなど。特に、ダンスは学生時代からストリートダンスをやっていて、社会人になった今でも週に1度社会人のグループで練習に励んでいます。
現在の勤務地周辺のおすすめ
境港は海も山も近く、おいしい食材の宝庫!山であれば大山鶏(だいせんどり)が、海であれば蟹が名物です。自然が豊かなので、趣味のキャンプが気軽に楽しめる点も僕にとっては嬉しいですね。
TDCに入ってよかったこと
特定のメーカーの製品しか売ることができないのではなく、あらゆる選択肢の中から最適な原料を提案できるというのは商社ならではの醍醐味だと思います。