INTERVIEW

先輩社員インタビュー

想いの先にある商品を届けたい。 想いの先にある商品を届けたい。

入社11年目 大阪量販支店

※役職・社歴は、取材当時のものです。

村中 愛AI MURANAKA

女性初の、量販部門への配属。
学生時代に飲食店でアルバイトしていた私は、使われている食材がどうやって作られているのか秘密を知りたいという動機と、日本全国や世界を飛び回って仕事がしたいという理由で入社を決意しました。
「憧れのシティガールになるんだ!」と東京配属に夢を抱いていたものの…配属先は、まさかの北の大地・札幌量販事業所。さらに、女性初の量販事業所への配属という大きなチャレンジの機会をいただくことになりました。

札幌量販は数ある営業所の中でも特に忙しいと言われている営業所でした。でも、「“女性初”という誰もやってないことに挑戦したい!」という気持ちが大きく、それを楽しむ毎日でもありました。当初抱いていた憧れの通り、全国各地へ出張し、1週間で札幌にいる時間は週の半分くらい。日本全国に一緒に戦ってくれる戦友のような仕入れ先がたくさんできて、その協力があって今もずっと走り続けることができています。振り返ると、札幌での仕事が今の私にとって、とても大きな財産となりました。
村中 愛
雪が降り積もる札幌で元旦にもらったご褒美。
今でも大きな転機となったと思うのが、札幌4年目の冬。1年目から担当していた大手スーパーのお客様の年末商戦に向けて、大分から北海道まで魚を運ぶ予定をしていました。冬の北海道といえば大雪で、飛行機の予定も狂うことが予想されました。しかし、年末年始の大事な売場に商品を欠品する訳にはいかないわけで。事前に入念な準備をした結果、予想通りの大雪の中、なんとか無事に商品を届けることができたんです。

すると、元旦当日。入社当初からずっとお世話になっていて、毎日のように叱られ続けてきた厳しいバイヤーさんから1本の電話が。
「今回は本当にすごく助けられたよ、ありがとう」
4年目にして初めて褒めてもらって、電話越しに思わず泣いてしまいました。

お客様にとって花形の日に、しっかりと自分たちの役割を果たせて喜んでもらえて、「この仕事をやっていて本当によかったなぁ…」と報われた瞬間でした。
村中 愛
ダイレクトに届くからこそ、新鮮なアイディアを。
量販事業所は、例えばスーパーやお惣菜屋さんへサラダを提案したり、回転寿司店にカツオやブリを販売するなど、小売・外食業者へ食材やメニューを企画提案し、産地の開拓からお客様と一緒に商品を作る仕事です。特に、量販店は毎日取り扱う物が違うので、手を変え品を変え、消費者が飽きないような提案をしなければなりません。かつ、提案のスパンも短く、アイテム数も多いのです。ただ、それこそがこの仕事の醍醐味でもあります。

例えば、「こういう味の、こんなマグロを売りたい」と量販店さんに自分のアイディアを提案して採用してもらえれば、それがそのまま店舗に並んで消費者が選んで買ってもらえる。自分で探して商談してきた商品が、ダイレクトに消費者に届くのです。
もちろん、商品提案は簡単ではありません。独身時代、提案した商品に上司から「これは消費者にウケないよ」と却下されたことがありました。理由を尋ねたら、「村中さんは自分で買い物しないから。誰が買うのか考えて商品を提案しなさい」と言われたんです。今思えばごもっともで、ファミリー向けのスーパーに提案するにはそぐわないものだったんです。

消費者のニーズも、相場も、獲れる魚も、時代によって変わっていきます。常に新しいアイデアをお客様に提案していくことは、いつも心がけるようにしています。
村中 愛
作り手の想いを、売場へ繋ぎ届ける。
量販店の売場には、色んな商品がありますよね。水産コーナーだったら、北海道産のカレイもあれば、大分産のブリも売っています。つまり私たちは、北海道から九州までいろんな産地に足を運び、「○○の量販店で売りたいので、こういうふうに作って納品してもらえませんか?」と商談をするわけです。
単に数や形態の話をするだけではありません。生産者と話をすると、実にいろんな想いが見えてきます。例えば養殖業の生産者さんから「魚をお嫁に出す気分で出荷してるんだよ」という話を聞けば、「こんなに愛情を持って育てているから、こんなにおいしいんですよ」とバイヤーさんへ商品の良さをお伝えすることができます。

さらに、TDCは一人の営業が全部一貫して仕入れから販売まで行います。仕入れを自分でするので値段調整もできるし、どんな仕入れ先からどんな原料を買ったかもすべて把握できるから、ひとつの食材の売り先を変えたり、形態を変えて工夫するなど、採算管理から商品管理、在庫管理、顧客管理まで自分でコントロールできます。それを「全国出張して産地と顧客と交渉して…」なんていうと、どうしてもカッコよさそうなイメージが先行しますが、泥臭い仕事もたくさんあります。夏の暑い中、納品に間に合わないから1日3トンの玉ねぎの刈り取りを仕入れ先と一緒にしたり、クレーム対応のため早朝の市場に行ってサーモンを検品して配送したり…。でも、こうして産地の方と一緒に実績を作って売場へと繋いでいくうちに、生産者さんも「このお客様のために一緒に頑張ろう」「村中のためならなんとかするよ」と、どんどん味方になってくださるんです。
村中 愛
営業として、母として、「どうありたいか」を軸にする。
全国を飛び回るし、転勤のある仕事で、性別関係なく平等に目標設定もあり、昇進もある。母でありながらTDCで働くということは、両方の役割を果たしながら生きていくことになります。

営業所によって働きやすさは違うかもしれませんが、私の場合は、職場の仲間にずいぶん助けてもらっているなと感じています。先日も急な日帰り出張の商談が入り、戻りの時間が保育園のお迎えに間に合うかどうか心配していると、「遅れそうなら俺がお迎えに行ってあげるよ」と支店長が自ら声をかけてくれて、最後の頼みの綱として仲間が協力してくれるような環境で働けています。そういう心遣いを感じるから余計に「ちゃんと数字を作らないと!」と気合いが入ります。

限られた時間の中だからこそ、質を高めて効率的に業務をこなし、結果を出したい。仕事も家庭も、やれることは全部やりたいと思っています。そして、そのチャレンジに対して必ず背中を押してくれる会社であることが、私のパワーの源泉です。
村中 愛
村中 愛
休日の過ごし方
家族と話す時間を大事にしています。日中は子どもと遊びに行き、夜は夫と晩酌をしながら映画鑑賞を楽しんでいます。
趣味
旅行、バスケ、クロスフィット、おいしいごはん屋さん巡り、映画鑑賞
現在の勤務地周辺のおすすめ
ごはん屋さんがたくさんある梅田、川沿いの景色がいい天満橋
TDCに入ってよかったこと
たくさんの人に出会って刺激をもらえること。そのため、どんどん自分がレベルアップして進化していくのを実感できる環境だと思います。